年収2,000万円の前に立ちはだかる壁

以前のポストからもう8ヶ月も経っていて驚く。額面で年俸2,000万円のレベルにはまだ到達できないでいる。

日系企業であれば財閥系大手三社以外で駐在も無い場合そのレベルに到達する社員は役員レベルまで出世した場合を除けば本当にすくないと思うが、外資系だとタイトルがマネージャー(課長相当)であっても到達可能なレベルだ。それでも金融以外であれば業界、会社、タイトルとパフォーマンスが揃わないと全員が到達できるわけではもちろんないが。

ただ、現在の会社含め所属してきた組織でそのレベルに到達するのは感覚的に見積もっても1/30-1/50くらいのものだろう。事業会社であれば大体下記のようなレンジで年俸の幅に壁が存在するように感じる。

  • 選考を突破して入社:500万円(新卒~20代前半), (Non-title)
  • 一人で業務を回せるようになる:800万円~(20代後半), Associate Manager / Assistant Manager
  • 部下がつく/収益責任を持つ:1,200万円~(30歳前後~30代前半), Manager, Group Manager
  • チームを持つ/3桁億を超える収益責任を持つ:1,500万円~(30代後半), Senior Manager, Associate Director
  • 事業開発/事業部長など多様なスキルと折衝力が必要な地位:1,800万円~(40歳前後~40代前半), Director, General Manager

おそらく単純に大きな職務と責任を背負って結果を出すためのスキルの熟練には時間がかかるという事なのだろうが、上記の標準的なStepを見る限り、30代前半で2,000万円を超えるには何か+αが必要なんだろうと分かる。

業界、会社の人件費に対する優先順位、そしてパフォーマンス。正直友人でも金融以外だと同世代でこのレベルに到達した人間に会ったことはまだない。ヘッジファンド、投資銀行、保険会社などでは数千万円の金額は普通に聞くが。

とにかくあと数年はその壁を越えるべく尽力するのみ。新しい世界を開拓するのだ。